ごあいさつ

 

院長
理事長・院長
末永 正機

「私の考える理想の病院」

 ちゅうざん病院は昭和59年に沖縄で初めてのリハビリテーション専門病院として開設した病院です。 開設当時からちゅうざん病院の基本方針は

①患者さんのためのやさしく、あたたかい、こころの通い合う医療の提供
②全職種で協力して地域に開かれた病院づくりを目指す
③生涯学習につとめる

の3つです。この3項目はちゅうざん病院HPの基本方針の項目として記載されています。

 私は医師として約15年間いろいろな病院で働いてきました。 大学病院、民間病院、県立病院、市立病院といろんな環境ではたらく機会がありましたが、 それらの経験の中で「理想の病院」とはどんな病院だろうと常に考えていました。

私が思う条件は3つあります。
一つ目は「患者さんから信頼される病院」です。
一度病院に関わった患者さんもしくは家族がもう一度何かあればまたお世話になりたいと考える病院が信頼されている病院だと考えます。 いくら有名な病院でも中身が悪ければ患者さんは2度と同じ病院にかかろうとは思いませんので、 患者さんの信頼に足りうる医療を常に提供しつづける必要があるとおもいます。

二つ目に重要なことは「周辺の医療従事者(医師も含む)から信頼される病院」です。
患者さんはいわば医療の素人ですから医療の本質については詳しくわからないと思いますが、 医療従事者は医療のプロです。医療のプロから信頼をえるためには医療の質が問われます。 質の向上のためには職員は常に学びの姿勢をもち、地域の医療従事者と連携をし、お互いの医療の質をチェックし、 地域としての医療レベルを高めていく必要があると考えます。

最後に重要なことは「職員が働きやすい環境であること」です。
上の2つのことを実行していくには職員の力が必要です。 職員ひとりひとりが患者さんに最良の医療、看護を提供するためには職員全員が安心して仕事ができる「場所」が必要だと思います。
昨今の風潮として仕事は生活のための手段でしかなく、自分の趣味や楽しみがすべてだという風潮がありますが、自分の仕事が社会とつながっているという充実感は趣味や個人的活動だけでは得られにくいと思います。 病院という場所で仕事を通じて経験をつみ、その経験をもとに職員ひとりひとりひとりが成長し高みをめざしていく。私はちゅうざん病院をそのような場所にしたいと考えております。 職員全員が働きやすい環境で向上心をもって仕事を行うことにより、その結果患者さんが満足する医療が提供できると信じています。


 以上理想の病院としての条件を3つあげましたが、要は「患者」「地域」「職員」の3者から信頼される病院でなければならないということです。 このいずれがかけてもいい病院とはいえず、一つだけ突出していてもだめです。 私はこの3者のバランスを考えながら少しずつちゅうざん病院を成長させることができればと考えています。

 冒頭でちゅうざん病院は開設当初から3つの基本方針があると説明しました。 これを見直してみるとまさに自分がこれまでの経験で感じた「理想の病院」の条件の3つが記載されています。

まさに「患者」「地域」「職員」の3者の重要性がかかれています。
ちゅうざん病院はこの3つ基本理念をもとにここまで30年間成長してきました。 信頼は一日にしてならず。ちゅうざん病院に関わったすべての人たちのおかげで今があります。 この信頼をくずすような方向にむけてはいけません。 これからも着実に一歩一歩成長して信頼を築いていかなければいけないと思っています。

ちゅうざん病院 院長 末永正機