令和5年4月から末永正機先生から院長を引き継ぎました田島文博です。本院は、「患者さんのための病院」として昭和59年に沖縄で初めてのリハビリテーション専門病院として開設した病院です。実は、私は研修医ではありましたが、開院当初からちゅうざん病院のリハビリテーション診療に参加していました。40年ぶりの里帰りといった気持ちです。
わたくしの前職は和歌山県立医科大学リハビリテーション科教授で、同病院の副院長も勤めました。これまでは、ICUの超重症患者さんに積極的なリハビリテーション治療を行っていましたが、それだけではなく、いわゆる僻地医療にも取り組み、成果をあげて参りました。他に、日本パラスポーツ協会医学委員としてパラリンピック選手のメダル獲得に貢献しました。現在も日本リハビリテーション医学会の副理事長・日本急性期リハビリテーション医学会理事長として後進の指導に当たっています。これらの経験を駆使して、ちゅうざん病院のリハビリテーション治療に取り組みます。
リハビリテーション医学・医療は、近年大きく前進し、定義が「障害克服」「機能改善」のみならず「活動を育む」医学・医療へ進化しました。患者さんの全身を診察・検査し、最良の薬物療法は当然行った上で、最新の内容で、高負荷・長時間のリハビリテーション治療を実施します。最良の結果を出し、患者さんのみならずご家族に満足頂ける診療を行います。
前院長末永正機先生が掲げた「患者のための病院であること」、「地域にひらかれた病院であること」、「(職員が)自覚をもって生涯学習に努める事」という本院の理念に従い、これからも着実に一歩一歩成長して信頼を築きます。
職員一丸となり、日本一のリハビリテーション医療を提供しますので、よろしくお願い申し上げます。

ちゅうざん病院院長 田島文博

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