病気や障害によって身体に障害を負った方々に対し、医師の指示のもと、運動機能の回復、ベッドからの寝返りや起き上がり、車椅子や床からの立ち上がり、歩くなどの日常生活活動の改善を目的に、基本的な身体動作や体力の評価を行い、それに基づいた運動療法を行います。また、必要に応じてホットパックなどの温熱療法、電気刺激療法などの物理療法も併用するほか、義足や装具などの補装具、杖や車椅子などの福祉用具の選定にも関わります。
理学療法士及び作業療法士法 第2条には、「身体に障害のあるものに対し、主としてその基本動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行わせ、電気治療、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。
理学療法課の紹介
当院、理学療法課では、回復期リハビリテーション病棟の入院患者を対象にした理学療法を実施する入院部門の理学療法士が92名、地域での生活を支援する地域在宅部門の理学療法士が7名在籍しています。
入院部門では、患者の全身状態・動作能力を評価し、入院早期から「立つ・歩く」など出来る限り全身を使った運動を行い、実用的な日常生活動作の早期獲得を目指しています。また、病気の再発や障害の重症化、二次的な病気や障害の予防を目的に、対象者様自らが主体的によくなるよう自主練習の指導、運動の習慣化に取り組んでいます。地域在宅部門では、
さらに、理学療法課では、患者さまへの治療の質向上、療法士キャリア向上を目的に、学会発表や論文執筆、専門資格の取得にも力を入れています。また、療法士教育の一環としてZOOMを使用した勉強会、後進育成を目的とした療法士養成校からの学生実習受け入れも積極的に行っています。