「作業療法」とは、「身体または精神の障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力または社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行わせること」と法的に規定されています。
作業療法の意義は、作業に焦点をあてた治療法であること、医学的根拠のもと対象者の低下した機能を回復し、残存した障害を克服し、活動を賦活させることです。
リハビリテーション治療環境
ADL訓練室
床からの立ち座りや、掃除の訓練を行います。
入浴訓練室
入浴動作や更衣動作の訓練を行います。
調理訓練
調理訓練を行えるように、様々な道具や環境を整えています。
ドライビングシュミレーター
自動車運転を再開するための支援を積極的に行っています。
治療機器の紹介
自助具(一部)
その人の能力に応じた自助具の選定を行います
当院の特色
「全ての人が、好きな人・好きなことのある人生」が実現できるように支援し、「活動を育むリハビリテーション治療」を行うために、全身を診て、リスク管理を行いながら積極的なリハビリテーション治療を行うとともに、生活行為向上マネジメントや自動車運転再開支援、手の外科連携など様々な活動を行っています。
〇生活行為向上マネジメント(MTDLP)の取り組み
MTDLPを取り入れた、関わりを行うために勉強会や事例報告などに取り組んています。
〇作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)の取り組み
ADOCとは対象者と作業療法士が、対象者の意味のある作業を共有しながら、協働的に目標設定を行うことを促通するツールです。
〇自動車運転再開支援
県士会特設委員の「沖縄の移動を考える作業療法委員会」委員を務める作業療法士が在籍し、脳卒中を中心とした障害を持った方の自動車運転再開支援に力を入れています。
〇手の外科連携の取り組み
県立中部病院形成・整形外科医・OTと連携し、手の外科疾患のカンファレンスを開催し、紹介患者を当院外来OTにてハンドセラピーを行っています。また、月に1回開催し、手術内容、術後経過や紹介して頂いた患者さんの経過を報告し連携に努めています。
療法士の教育体制
専門職としてのプロフェッショナルの育成に取り組んでいます。 患者様への治療の質向上、療法士キャリア向上を目的に、学会発表や論文執筆、専門資格の取得にも力を入れています。
その他、MTDLPを通して患者様のしたいことへの支援を行っています。