令和7年4月より、リハビリテーション療法部療法士部長代行を拝命いたしました武富新太郎です。
当院のリハビリテーション療法部は、約150名の理学療法士・作業療法士、言語聴覚士で構成されています。私たちは、リハビリテーションを必要とするすべての方が笑顔を取り戻し、自分らしい生活が送れるよう全力で支援します。そのために、機能回復の促進、ADLの自立支援、さらには家庭や社会生活の円滑な復帰を目指し、専門的かつ質の高いリハビリテーションを提供します。また、障害を抱える患者さんの不安に寄り添い、心に耳を傾けることを大切にしています。
私たちは、医師の指示のもの、一人ひとりの疾患を的確に把握し、最新の医学的エビデンスに基づいた最適なリハビリテーションを実践しています。
さらに、当院の療法士は、看護師・介護福祉士・管理栄養士・医療相談員など、他職種と密接に連携し、チーム医療を推進しています。患者さんが自分らしい生活を取り戻すためには、医療だけでなく、介護や福祉を含めた包括的な支援が不可欠です。職種の垣根を超えた密なコミュニケーションこそが、最良の治療を生み出す鍵であると信じています。
私たちは、現状に満足することなく、常に学び、成長し続けます。すべての患者さんに寄り添い、より質の高いリハビリテーションが提供できるよう、これからも尽力してまいります。
リハビリテーション療法部療法士部長代行
療法士の行動指針
1.運動・運動・運動 〜運動の効果を最大限に引き出します〜
2.理学所見を大切にします
3.画像・血液検査・心電図などに基づいて、最大限の運動負荷をかけます
4.最新の知見を習得します
5.リハビリテーション機器を活用します
6.就寝時以外は離床して作業や活動を提供します
7.環境に依存しない身体機能を作り上げます
8.足底面の幅が広い靴を履かせます
9.すくみ足を見たら、まずは階段に行きます
10.自主訓練を習慣化させます
11.向上した身体機能をADLに汎化させます
12.自助具や福祉用具を駆使し、代償機能を最大限に引き出します
13.認知・行為・心理的側面を包括的に捉え、その人らしい生活の実現を支援します
14.摂食・嚥下機能を詳細に正しく評価し、食事につなげます
15.言語機能を最大限に引き出し、コミュニケーションを支援します